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本質は変わらない(その2)

世の中はますますグローバル化しており、社会に出れば大企業だけでなく中小企業でも、英語を使うケースは頻繁にあります。

楽天に代表されるように、企業によっては、日本でも英語が当たり前のように要求される時代になっているにも関わらず、教育現場における英語教育が変わらないとすれば、


「学生時代は英語が苦手」→「社会人になって必要に迫られ必死に英語を頑張る」→「けど、忙しいから、実力はそこまで伸びないから苦手のままでギブアップ」とか「英語勉強を言い訳に仕事を手抜きする」


という、可哀そうな社会人、本末転倒な社会人がどんどん生産されていることになります。


もし学生時代に、あるいは社会に出る前に、「英語は特に困らない、そんなに得意ではないけど」くらいの人が増えれば、日本の大学も日本企業ももう少し元気になるかもしれませんね。


社会人になって、覚えること、経験することが沢山あるなかで、それに英語の勉強まで加わったらどんなに大変なことでしょう。そして英語の勉強にかける個人と企業のコストたるや、どれほど大きいものでしょうか。


何も、全ての話題において流暢に、発音も完璧に話せることが完成形ではありません。正直言って、LRの発音の違いなんて幼少期から現地にいないと、マスターするのは難しいかもしれません。

さらに言えば、LRの発音の違いが完璧だって、どんなに流暢に話せたって、話さないとそもそも誰からも相手にされませんし、場所によっては、話す内容に中身がなければRespectはされません。


「英語が流暢に話せることに対する憧れ」が我々を無意識的に縛っているのかもしれませんが、「英語が出来る」=「日本語と同レベルで英語を使いこなせる」ことを、少なくとも受験では目指す必要はありません。


主には、

1.「相手の主張」が理解できる→「語彙力」「文法力」「読解力」「リスニング力」

2.言いたいこと、伝えたいことを「英語で表現」できる→「英作文力」

が受験で主に聞かれるわけですから、そこだけは習得しておきましょう。


これが出来ればあとはスピーキング力だけです。


国際化が叫ばれて久しいなかで、そろそろ受験にも本格的にスピーキングが入ってくると思います。

スピーキングの練習は、実はリスニング力や読解力にも役立ちます。

もっと言えば、これらの基礎項目は全て密接に関わっていますから、どの基礎項目も勉強すれば他の基礎項目にいい影響を与えます。

是非スピーキングも取り入れてみては如何でしょうか。


スピーキングには、まずはシャドーウィングから始めるのが効果的です。
リスニングの勉強と思って是非シャドーウィングでスピーキング力を高めてみてください。

by yuma1202 | 2019-06-27 20:39 | 受験英語全般

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